コンサルティング営業には多様な種類があります。ここでは主なコンサルティング営業の種類をピックアップしてそれぞれに求められるスキルや年収について解説。転職の際の参考にしてください。
総合・トータルコンサルティングに求められるのは、「相手との対話を経て、相手の意図や要望を正確に汲み取ること」が重要といえます。クライアントが抱えている課題は必ずしもクライアントが気づいていることだけではありません。
クライアントの悩みや困りごとの背景なども踏まえて正確に理解し、問題の所在を正しく迅速に把握したうえで、論理的に考えるスキルが求められます。
また、業界に関する幅広い知識が求められることも重要。カバー範囲が広く、常に自分が得意とする領域の仕事だけをできるわけではありません。新しいプロジェクトが始まる際には、短期間で専門家と対等に話せるくらいの知識が求められます。
900万円〜1000万円程度です。総合・トータルコンサルティングは他のコンサルタントより年収が高いことが特徴。
日系企業の海外進出支援などのグローバル案件も多いため、海外での活躍のチャンスも多く将来性は高いといえるでしょう。
事業再生コンサルティングには、現状分析力や課題解決力、論理的思考、危機管理能力といったスキルが求められます。また、経営者がクライアントになることが多いため、経営視点も欠かせません。
公認会計士や税理士などの資格はあると良いですが、基本的にはチームでの業務が主であるため、必ずしも求められるわけではありません。ただし、海外とのM&A案件を成立させるなど英語力が求められることはあるので、相応の英語力があると良いでしょう。
20～30代で700万円～1,200万円前後。経営に直接参画するハンズオン支援型の場合、30代で1,000万円前後からスタートします。
PEファンド系の場合、成果報酬のインセンティブ設定も高いため、30代で2,000万円を超える人もいます。
不況の世の中が続けば、会社を助ける事業再生コンサルティングはますます重要な存在になるため将来性は高いといえるでしょう。
M&Aは専門的な知識と多くの工数が必要になる難易度の高い仕事。法務、財務・税務、人事・労務、ITだけではなく、業界独特の商慣習もあり、これに対応していく必要があります。
M&Aの経験はもちろん、各専門分野とのつながりも求められるので、業種に精通しておりネットワークを豊富に持っていることが求められます。
コンサルタントの中でもM&Aは年収が高く、700万円~2800万円以上が平均です。
アナリストやディレクターなど担当する仕事内容によって差があり、パートナーに昇格後は数千万～億単位といったケースも見られます。
近年急速に経済競争が高まっている中、M&Aコンサルタントが非常に重要な役割を担っています。年々M&Aの件数は増加傾向なので、M&Aコンサル営業はますます求められるでしょう。
特別なスキルは必要ありませんが、一般的なビジネススキルは高いものが求められます。経営者、役員クラスと議論したり、多様な部門の採用担当者のニーズをくみ取ることが求められるため、論理的思考力、コミュニケーション能力が不可欠です。
またクライアントに対して提案していくことが多いことから、職務経験でいえば営業経験者、コンサルティング経験者は適しています。
人材・採用コンサルティングにおける正社員の平均年収は約600万円で、初任給は22万円程度が相場です。
インセンティブ制度を設けている会社では個人で異なってきますが、コンサルタントの中では平均的な額といえるでしょう。
経済競争が激しくなる中で優秀な人材を求める企業が増えています。人材・採用コンサルティングの役割も重要となるため、将来性は高い仕事です。
全社のデータを集約し、項目ごとにどれくらいコストがかかっているのかを分析するというコツコツした作業が求められます。さらにデータを集計した上で、他社の情報から現在のコストが適切かどうかを判断し、効果的なコストカットの方法を提案します。
こういった緻密な作業のできる人が、コスト削減コンサルティングに向いています。
年収は約450万円〜1000万円です。シンクタンクやコンサルティングファームにて戦略、経営、コスト削減などにおけるコンサルティング経験があるなら優遇されます。
コスト削減はこれからどんな企業でも必要とされる分野。コンサルタントの経験が生かせる良い転職先となるでしょう。
顧客の課題を整理するとともに解決策を導き、納得してもらう論理的思考や、相手の意図を汲み取るコミュニケーションスキルは前提として求められます。
さらに、ITコンサルティングとして活躍するには専門性の高いIT知識が不可欠です。IT知識といっても仕事により求められる範囲はさまざまですが、開発プロセスや設計方法などを理解しているプロジェクトマネジメントスキルを備えておくことは、活躍する上で重要となるでしょう。
ITコンサルタントの平均年収は約650万円。金額は一般的ですが、年々ITの重要性は高まっているため、大変将来性のある仕事です。
ITを活用した業務改善、組織改編などの案件が増えていることから、ITコンサルティングのニーズはさらに高まっていくでしょう。
主なコンサルティング営業の求められるスキルや年収・将来性について紹介しました。その中でもこのサイトでは、時代を生き抜く成長力が身につくコンサル営業厳選4社をピックアップして紹介しています。
圧倒的な成長で一歩先をいくコンサル営業マンを目指す方はぜひチェックしてみてください。
MIC株式会社
| 勤務時間 | 9:00～18:00（フレックスタイム制あり） |
|---|---|
| 給与 | 【1】新卒：月収26万5,000円（基本給21万5,000円＋裁量手当5万円） ※1・2年目は30時間分、3年目からは40時間分の裁量手当が含まれています。なお、それ以上の時間外は別途支給されます。 【2】キャリア：400万円～800万円（応相談） ※キャリア採用のこだわりとして、MICでは原則現年収を上回る年収での採用を行っています ※40時間分の裁量手当が含まれています。なお、それ以上の時間外は別途支給されます。 |
| 休日 | 年間休日120日（2019年実績）、完全週休2日制（土・日）、年末年始、年次有給休暇、特別休暇（結婚休暇・慶弔休暇等）あり |
ビズキューブ・コンサルティング株式会社
| 勤務時間 | 9:00～18:00 （所定労働時間：8時間0分） |
|---|---|
| 給与 |
500万円～700万円 参照元：doda(https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3006238377/) |
| 休日 | 年間休日128日、完全週休2日制（休日は土日祝） |
株式会社プレシャスパートナーズ
| 勤務時間 | 9:30～18:30 （所定労働時間：8時間0分） ※直行直帰やフレックス制度有り |
|---|---|
| 給与 |
月給23万5千円～38万円（固定残業代含む） |
| 休日 | 年間休日125日以上、完全週休2日制（休日は土日祝） |
みつき税理士法人みつきコンサルティング株式会社
| 勤務時間 | 【1】【2】9:00 ～ 18:00 |
|---|---|
| 給与 | 【1】月給300,000円～400,000円（※想定年収4,500,000円～6,000,000円） ※固定残業代（76千円以上・月45時間分）を含み、超過分は追加支給 ※賞与・給与改定は年2回 ※上記とは別に、上限のないインセンティブが年2回、支給 【2】月給400,000円～500,000円（※想定年収6,000,000円～7,500,000円） |
| 休日 | 年間休日120日以上、完全土日休み |
■選定理由：新宿区でコンサル営業の求人募集を出している企業を調査。採用ページ（公式サイト内含む）を特設し、コンサル営業職・コンサルタント職の採用に力を入れている企業（※2）を選出しています。
その中でも、コンサルティングの種類に合わせて4社を選出。（2022年4月調査時点）
・MIC株式会社…該当するコンサルティング会社の中で、唯一集客から業務改善に至るまで広範囲でコンサルティングができる会社として、総合コンサルティング・トータルコンサルティング領域で紹介。
・ビズキューブ・コンサルティング株式会社…賃料適正化コンサルティングを日本ではじめて事業化した会社として、コスト削減コンサルティング領域で紹介。
・株式会社プレシャスパートナーズ…該当する人材コンサルティング会社の中で、募集要項の給料が最も高く「働きがいのある会社」ランキングベストカンパニー企業という受賞歴があるため、人材コンサルティング領域で紹介。
・みつき税理士法人みつきコンサルティング株式会社…該当するM&Aコンサルティング会社の中で、唯一M&Aアドバイザーを未経験から募集している会社として、M&Aコンサルティング領域で紹介。
※1コンサル営業の種類の中でも、直近3か月（2022年2月～4月）の検索需要の伸び率が高く、まさに注目されているといえる総合・人材・コスト削減・M&Aの4つを取り上げています。
※2「新宿 コンサル営業」「コンサル営業 新宿」「総合コンサルティング 新宿」「事業再生コンサルティング 新宿」「M&Aコンサルティング 新宿」「人材コンサルティング 新宿」「コスト削減コンサルティング」でそれぞれGoogle検索上位30位以内に掲載されている企業68社のうち、採用ページ（公式サイト内含む）を特設している企業15社。